さようなら トワイライトエクスプレス

あやパパ

2014年06月10日 07:35

ニュースで、ある悲しいお知らせが

大阪と札幌を結ぶ寝台列車
トワイライトエクスプレスが来年の春に廃止なるそうですね




このトワイライトエクスプレスは運転開始以来なかなか切符が取れない人気列車
ところがすでに20年が経過し、車両がだいぶ痛んできてるようです
もともと新車じゃなく、中古の車両を改造して作った車両だから、車歴からするともっと古い

新しい車両を投入しても、もとが取れないってことなのかなぁ
あんなに人気がある列車なのに


このトワイライトエクスプレス
実は4年前に乗ったことがあります



トワイライトエクスプレスの車内でもらったパンフレットなどなど
思い出の品々



北海道に行ったわけですが、はっきり言って北海道より、このトワイライトエクスプレスが目的みたいなものでした



一生懸命、その当時を思い出し旅の記録を





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出発の一ヶ月前、みどりの窓口で切符発売日の10時ジャストに申し込みのボタンを波動拳が飛び出すんじゃないかと思うほど連打してもらいましたが切符は取れませんでした




長期の休みをとるため、すでに会社に休暇届出しちゃってるので日程の変更できず
やむなくヤフオクで購入
通常の5,000円高でした






東京に住む我が家がトワイライトエクスプレスに乗ろうとすると、新潟県の長岡に出て乗るのが一番手っ取り早い乗り方



でも

どうせ乗るなら最初から




と言うことは、大阪に出て乗ることになります

大阪まで約500km
北海道とは逆方向に行くことになります
新幹線代もバカにならない









でも行っちゃいました






新幹線で新大阪まで出て






新大阪からでもトワイライトエクスプレスに乗ることはできます



でも

どうせ乗るなら最初から



一駅先の大阪まで行きます





車中の飲み物を大量に購入

なんせ札幌までは約22時間、約1,500Kmの長旅
ほぼ丸一日




トワイライトエクスプレスの大阪出発は昼の12時

夜に出発するのが普通の寝台列車
寝台列車とは思えない時間です




それがまたいいんだよねぇ





特急ですが、足の遅いトワイライトエクスプレスは途中何回か後から来る別の特急に追い抜かれます


慌てない北海道までの列車旅


それもまた味です




この時利用した寝台は


A寝台個室
ロイヤル





個室にはシャワーにトイレ、洗面台、テレビモニターも付いてます



見られるのはテレビじゃなく、流してるビデオだけど



トワイライトエクスプレスで2番目にいい部屋ですよ




贅沢・・・





さらにB寝台個室
シングルツイン




基本1人用ですが、2段ベッドになってるので追加料金を払えば2人でも利用できます


ロイヤルは奥さんと子供の2人が利用して、シングルツインはお父さんの部屋

ロイヤルも基本は1人用ですが、ベッドを広くすることができるので2人でも余裕で寝ることができます

こちらも2人利用の場合、追加料金が必要になりますが、子供はまだ小学校に上がる前だったので追加料金はなし

翌年に小学校に上がったから、子供に一切の切符代がかからない最後の年だったんです
だから、どうしてもこの年に乗りたかった・・・


この旅行
往復、北海道内、全て列車移動

運賃、特急料金、寝台料金
切符代だけでもハンパじゃありません

しかも、新幹線で大阪まで行っちゃってるし






日中は3人でロイヤルを使って、寝る時は別々に


なかなか贅沢な使い方





トワイライトエクスプレスで一番いい部屋
スウィート


こんな部屋もありますが、普通の人には取るの難しいでしょうね
一説には超VIP用にJR西日本が切符を押さえてて、一般では買えない・・・なんて噂も

まあ、値段が値段なんで取れたとしても乗れませんが・・・






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実物をこんなに近くで見るのは初めて









しかも、これからこいつに乗って北海道に行くと思うとワクワクが収まりません






さて、大阪を出発したトワイライトエクスプレスはすぐに新大阪に到着
さらに京都

ここまでは新幹線で通ってきた道のりの折り返し


ここから先がホントのトワイライトエクスプレスの旅の始まり





この先、トワイライトエクスプレスは琵琶湖の西側にある湖西線を進みます

ここで最初のお楽しみ

食堂車ダイナープレヤデス のランチタイムが始まります


すでに食堂車をつないだ列車はこのトワイライトエクスプレスと、上野と札幌を結ぶカシオペアと北斗星のみ
それぞれ往復で6本の列車で食堂車が営業してるわけですが、昼食として営業しているのは唯一大阪から札幌に向かうトワイライトエクスプレスの下りのみ
札幌から大阪に向かうトワイライトエクスプレスは札幌出発が14時過ぎのため営業はしてるようですが、食事メニューは限られるようです

だから列車の中で昼食を食堂車でとれる日本で唯一の列車なんです

※軽食を提供するビュッフェを除く

今はななつ星が食堂車を連結して九州で走ってますが、あれはクルーズトレインだから、他の列車とは意味合いが違いますね





もちろん営業開始のアナウンスと同時に食堂車へ
案の定、すぐに満席


車窓に見える琵琶湖を見ながらの昼食
食べたのはカレーとピラフ




どちらも温めただけのものではなく、ちゃんとその場で調理されたものです

・・・らしいです


でもホント美味しかった



ビールもうまいねー




ビールが600円に対し、ジュースが800円!
ジュースがビールに勝った瞬間を目撃しました!!






個室に戻ったあとは買ってあったビール飲んだりウトウトしたり、車内を探検したり









楽しいトワイライトエクスプレスの旅は続きます


サロンカーサロン・デュ・ノールは窓が広く景色が楽しめます



日本海側に向かって席が向いてます
日本海側は窓も大きくなってます


ちょうど夕陽が日本海に沈む頃、海の近くを走るようにダイヤが設定されています

トワイライトエクスプレスの名前の由来ですね





でも




夕陽が沈む時間は季節によって変わります






我が家が乗ったのは11月


そろそろ寒くなる季節
日も短い





海沿いに出る前に太陽沈んじゃいました






季節と運がよければ、こんな車窓が拝めます


羨ましい・・・








夕食はもちろん食堂車ダイナープレヤデスでディナー

フランス料理のコース
お値段1人12,000円!



オードブル
フランス・ヴァンデ産仔鳩のサラダ マンゴ、シシリアンルージュ、北海道産原木椎茸添え

舌噛みそう・・・

スープ
セロリのスープ 大浜くり味南瓜のピューレ添え







魚料理
じゃがいもの衣をつけたタスマニアサーモンのポアレ ブールブラン・ソース

写真撮る前に少し食べてしまった・・・

メインディッシュ
国産牛フィレ肉のソテー 有機ほうれん草、北海道丸人参、オックステール入りソース


デザート
無花果の赤ワイン煮 スパイス風味のアイスクリーム添え



高いけど満足度は相当高いです

でもフォークとナイフが多過ぎて戸惑います










食後はシャワー浴びたり、お父さんの部屋に行って遊んだり
いろいろ




じっとしてられない子供にとっては2部屋あると、行ったり来たりできて楽しかったみたい








ブレブレ・・・


ロイヤルのベッドはこれくらい広く使えます







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翌日
目を覚ますとそこはすでに北の大地 北海道





ロイヤルはモーニングコーヒー付き
新聞もサービスだったと思います




ロイヤルは1人利用の切符でしたが、コーヒーは2人分持ってきてくれました

シングルツイン利用のお父さんの分は本当はサービスないはずなんだけど

こういう気遣いが嬉しいね




朝食も食堂車で
3食とも食堂車





こんなことも、もうできなくなります




千歳空港に近い南千歳を過ぎると札幌まではもうすぐ


もっと乗っていたいという思いが膨れます



残念ながら、楽しい時間の終了
札幌に到着




時間と距離だけを見るととても長い旅ですが、ホントあっという間でした

こんな、のんびりした旅も大切だと思うんだけどなあ

なくなってしまうのが、とても残念です







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さて、北海道旅行


もちろん楽しみましたよ



























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帰りは北斗星
上野までは約16時間
トワイライトエクスプレスに比べると短いですが、十分に長距離・長時間






乗ったのはA寝台のデラックスツイン




行きは2部屋取りましたが、帰りはこの1部屋のみ
2段ベッドに3人で寝るわけですが、子供が小さくないと無理ですね



ところが・・・




札幌を出発した途端、床下から異音

車輪がタンタンタンタン・・・と鳴り響いています

車輪にフラットスポットがあるようです


通勤電車乗っててもたまに聞こえてきます
通勤電車ならあんまり気にならないけど、寝台となると話しは変わります


気になり出すと眠れなくなる


車掌さんに話して車両を変えてもらいました

結果的に変更した部屋は2人用B寝台個室




ロイヤルにしてって言ってみましたが、さすがに満室でした



まあ、この部屋でもいいんだけどね




差額はもちろん返してもらいました


行きは贅沢しまくりましたが、帰りは質素に

食堂車は使わず、札幌で買ってきた弁当やらつまみを部屋で食べます




でも、これはこれで楽しい



ディナータイムの食堂車は完全予約制ですが、ディナータイムが終わると予約なしでも食堂車が利用できるパブタイムになります



北海道旅行最後の晩餐




楽しいなあ
帰るの寂しいなあ






札幌に向かう寝台列車の青函トンネル通過は真夜中から明け方にかけて
夜中の3時とか4時とか
だからほぼ確実に寝てます

でも札幌から上野や大阪に向かう列車は起きてられる時間に青函トンネルを通過します
北斗星の場合、23時頃だったかな


だから上野に向かう北斗星を使う場合は必ず青函トンネルに入るまで起きています

この時も起きてました
まあ、トンネルなんて入っちゃうと、あとはつまらない代物
青函トンネルの場合、約53kmも続くなが~いトンネルなんで時速100kmで走っても30分はかかります

だから、いつもトンネルに入ったの確認したらサッサと寝ちゃいます









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翌日、目が覚めるとすでに栃木県の辺りを走ってます

寝てる間に青森県、岩手県、宮城県、福島県を通過したことになります





北海道旅行最後の食事も食堂車で





残り少ない北斗星の旅を楽しみます








宇都宮まで来ると、ホームに止まっている普通電車の行き先には上野や小田原の文字が見えてきます



旅の終わりを感じる瞬間





さらに進むと大宮に到着


ホームには京浜東北線が・・・


寂しいけど降りる準備




長距離列車が終着駅のホームにゆっくりゆっくり入っていき、音もなく停車する瞬間が好き





長旅お疲れ様でした・・・と感じます




特に上野駅の13番線の薄暗いホームは旅情を感じます



マニアック??



行きにトワイライトエクスプレス
帰りに北斗星

とても贅沢な旅行でした







北斗星も北海道新幹線開通と共に廃止なることが決まってるし、なんとも寂しいものです



なくなってしまう前に、ぜひ一度
こんな寝台列車の旅はどうでしょう





オススメです


※当時の記憶と現在の情報が入り混じっている可能性が多大にあります
また、一部ネットで拾った画像を使わせてもらってます

ご了承くださいm(_ _)m


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